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市川真間 2020年09月23日 下総 トラックバック:0コメント:0

木内ギャラリー。

またまた市川市の話です。
今回は市川真間というところにある「木内ギャラリー」を訪れました。

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真間山下というバス停で降りて、緩やかな勾配を登ってゆきますと、

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林の中に瀟洒な洋館が現れます。

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千葉県山武郡に生まれ、東京帝国大学を卒業後、農商務省参事官、農商務省局長を歴任し、

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大正5年には京都府知事に任命された木内重四郎の別邸といいますから、
当時の権勢家というのは豪勢なものですね。
現在は市川市が保存・修築にあたり、文化活動施設「木内ギャラリー」として開放しています。

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ここは応接間です。寄木張りの床が華やかな空間を演出しています。

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重厚な応接室から一転、白を基調にしたさわやかな部屋はサンルームです。
当時は南向きの緑豊かな庭園に面していたようで、光が降り注ぐ眩いような空間だったと思われます。
この「木内ギャラリー」では、地元作家の個展や様々な企画展の他、
月一度、往時のオーディオ名機を使った(例えばマランツのアンプ、タンノイのスピーカーとか)レコードコンサートを催すそうです。

これ、良さそうだなー!しかもこんな洋館で・・・

この日はたまたまギャラリーとしての催事が無くて、入場料は無料でしたが、
良かった、という気持ちと、どことなく残念な気持ちがないまぜになったのは、なぜでしょう。

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木内ギャラリーの近くに、赤レンガ造りの建物が見えます。
近寄ってみると「廣池千太郎記念館」とありましたが、入館できないようです。
「廣池・・・、はて?」後で調べてみると、法学者で麗澤大学の学長だったそうです。

いやー!このあたり凄いところなんですね。

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真間を後にした足は、どういうわけか船橋に向かっています。

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またか!と思われるでしょうね。
駅の脇道にある飲食街です。

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今日は「一九」さんにお邪魔しましょうかね。
私の分際ではちょっとお高いような店ですが・・・

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「生鯖のお造り」というのが目に飛び込んできました。
〆鯖なら時々口にしますが、生鯖は四国で味わって以来、20年ぶりでしょうか。
生鯖なんて、よほど鮮度に自信がなければ出せません。

舌の上でとろけるような生鯖に、しばし陶酔。

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船橋といえば「ホンビノス」の本場です。
酒蒸しもいただきましょう。

しかし、木内ギャラリーの後がこれですか?
ま、こんなもんですナンテイは・・・


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テーマ:千葉県 - ジャンル:地域情報

WAHAHA 2020年09月21日 笑話 トラックバック:0コメント:14

笑っていいですか。

どたばた喜劇はあまり好きじゃありませんが、
この「加藤ちゃんと志村の・・・」シリーズは、何度も大笑いしました。

特に肺癌で入院していた時に夜の番組で流れていたのを見て心から笑い、
先の不安から一時的にも逃れることができたのです。

とは言っても人それぞれに笑いの壺は大きく異なります。
コントより落語が好きという方もいらっしゃれば、
お笑いなぞ電波の無駄遣いだと断じる方もおられます。

それぞれの考え方ですから、なんとも言えませんが、
後者には高学歴で論理を重んじる方が多いように見受けられます。

となると「加藤ちゃん、志村の・・・」に抱腹絶倒しているナンテイの頭って・・・
ま、いいか。

CM撮影


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越中八尾 2020年09月19日 伝統 トラックバック:0コメント:12

蛸壺

おわら風の盆。

越中八尾は富山駅から高山線で20分、人口二万人ほどの小さな町である。

その越中八尾といえば、おわら風の盆。
風の盆は最も静かで幻想的な盆祭りだと思う。

静かといえばこの風の盆ではマイクは一切使われていない。
だから町ごとの音曲も遠くから近付いてきて、 目の前を通り過ぎると闇の中に消えてゆくような、
なんともいえない余韻に包まれるのである。

踊りは優美で、歌も音曲にもそこはかとない哀愁がある。

特に胡弓を使うのは全国でも珍しく、太棹の三味線を従えて啜り泣くように鳴り出すと、
菅笠を目深に被った若い男女が、風のように舞い始めるのだ。
菅笠から覗く顔半分とうなじは、 ぼんぼりと家々からの柔らかな光を受けてはっとするほど美しい。

中には少女らしい姿も何人か見受けられる。
八尾の町では生まれて歩けるようになると、誰でも「おわら」を踊り始めるといわれているが、
まだ中学生ぐらいだろうに、流れるような手振りは大人にひけを取らない艶がある。

「おわら」は女は女踊り、男は男踊りと振り付けが分かれていて、しばらくは別々に豊年の祈りを舞ううちに、
やがて男女が慕い合い忍び合う恋情の踊りになってくる。



実際、民謡おわら節の内容は、ほとんどが叶わぬ恋の歌である。
《見たさ逢いたさ想いがつのる 恋の八尾はオワラ雪の中・・・》
秘めやかな情念はかえって胸を熱くする。

この艶美な民謡を祭りの本番で歌うのは、何十年も歌い込んだ人たちに限られている。
越中おわら節は民謡のなかでも難曲中の難曲といわれているが、
まず音階がとんでもなく高くしかもゆるやかな拍子なので息継ぎにも大層苦労するのだ。

だからそれなりの訓練と経験が必要になるのだが、
越中では八尾を中心に子供の頃から踊りはもちろん、「おわら節」に慣れ親しむ習慣があったことで、
その素晴らしい声の伝統を守ってきたのだった。

私はこれまでに風の盆には二回しか行ってないが、
一番忘れられない光景は東の空が白む頃。

踊り疲れた男女が、二人三人と我が家を目指して去ってゆき、
最後に人影が少なくなった朝もやの中を、三味線は太い拍子を刻みながら街角の左へ、
胡弓はひたすら楽器を泣かせながら、右へと消えてゆく情景である。
その背中におわらの粋と誇りを見るような気がするのだ。

瓦屋根に朝日が鈍く反射しはじめると、八尾の町は遅い眠りにつく。

風の盆は毎年9月1日から、三日三晩訪問者を魅了してやまない。
しかし今年はご承知の通り、すべての祭りが中止を余儀なくされた。
「風の盆」もしかりである。

この日を待ちかねていた八尾の人々はむろん、
都会に出た若者たちもこの時期の帰郷を、千秋の思いで待っていたに違いない。
失った一年は大きいが、その分、故郷への愛着は幾層倍にも深まることだろう。


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食い処「南亭」 2020年09月17日 料(和) トラックバック:0コメント:14

浅蜊と茸の酒蒸し。

店頭に松茸が並び始めましたね。
松茸を口にしたのはいつのことでしょう。
平成?いや昭和の頃だったかも知れません。

今の身の丈に合わないし、何より食べたいとは思わないので殆ど無関心ですが、
他の茸類はよく食べます。
椎茸はもちろん、シメジ、エノキ、エリンギなどは野菜庫に常備してあります。

今回はエノキ、エリンギと浅蜊の酒蒸しを試してみましょう。
エノキは石づきを取って半分に、エリンギ(2本)は1センチほどの輪切りにします。
砂抜きした浅蜊と一緒に酒をかけて酒蒸し。

浅蜊の蓋が開いたら、水と醤油、味醂を足して一分ほど煮ましょう。
浅蜊からの塩分はけっこうきついので、味を確かめながら煮てゆきます。

浅蜊茸A

器に盛ったら万能ねぎを散らしましょう。
浅蜊から出る出汁、エノキの甘味のブレンドは絶品です。
そのエキスを吸ったエリンギは、なんとホタテに変身。

マツタケ土瓶蒸しよりよっぽど美味でござる。

浅蜊茸B

レンコンとスナップエンドウのポン酢煮です。
銀杏に切ったレンコンと筋を取ったエンドウは、先ず水煮しましょう。
レンコンを齧ってみて少し柔らかく感じたら、ポン酢と味醂を加えて一煮たち。

南亭では手羽先の先を三本ほど入れます。
こうすると出汁に深みが出ますので・・・
豆は絹さやでもインゲンでも構いません。

ちょっと粋な割烹のお味でございます。

浅蜊茸C

鯛の冊は、とろろ昆布をまぶして半日。
昆布〆ならぬとろろ〆ですかね。
とろろがくっついたまま、山葵醤油で召し上がれ。

浅蜊茸D

やっと過ごしやすくなってきました。
お酒が美味しい季節になり、喜ばしいことです。
あ、南亭は年中そういってますかね。


飲むほどに家が汚くみえてくる
(岸本水府)

岸本水府は戦前から大阪の川柳結社「番傘」を主宰し、
戦後はグリコの豆広告(新聞1段15行)を書くなど、コピーライターとしても有名でした。

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「鉄」は楽しい! 2020年09月15日 江戸 トラックバック:0コメント:18

地下鉄博物館。

「鉄っちゃん」というほどではありませんが、鉄道好きです。
埼玉の大宮に「鉄道博物館」というとてつもない施設があるそうで、
一度は行ってみたいなあ、とは思いつつ、
なにせ千葉からだと一泊の覚悟はぜったい必要じゃないかと思うと、二の足を踏んでしまうのです。

そこより随分小ぶりになるけど、葛西に「地下鉄博物館」というのがあって、
どうしようかな・・・と迷っていたのですが、
このところ暇を持て余していたので、「ちょっと覗いてくるか」ぐらいの気持ちでやってきました。

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地下鉄東西線の葛西駅で降りるとすぐに、その博物館があります。
大人220円・・・年金暮らしには嬉しい料金ですねー。

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入るとすぐに地下鉄の実物が並んでいます。
左、丸ノ内線、右が銀座線で、まあ懐かしい車体だこと!

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丸の内線は車内に入れるようになっていて、しかしここもソーシャルなんとかの張り紙が貼ってあります。

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これご存じですか。木製のターンテーブル式改札機です。
昭和40年代まで使われていましたが、ラッシュの時代になると役に立たなくなり、
徐々に現在の自動改札に替えられるようになりました。

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次のスペースには地下鉄を造るためのシールド工法の一部が、実物大で展示してあり、
また別の部屋では地下鉄が通る東京の巨大ジオラマなど、
220円では安すぎるパフォーマンスが満載でした。

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最後の部屋には、営団地下鉄の指令室の一部と、地下鉄の運転が体験できるシミュレーションが並んでいます。
ここはやはり人気のコーナーで、三台ある運転席は満杯です。

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その近くに実物大の運転スペースが設置されていて、
近づいて覗いてると係員が、「運転してみますか?」。
断る理由がありますか・・・

ちなみにこの車体は日比谷線ですかね。

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係員の指導で体験してみます。

右の赤いレバーがブレーキ、左の白いのがいわゆるアクセル。
先ずは赤いレバーを思いきり左へ回して、ブレーキを解除したら左のレバーを全開にする。
そうすると列車がゆっくりと動き出すのですよ。

前方車窓のシミュレーション映像が動き出して、徐々にスピードが上がってゆきます。
車体もゆれるのでございますー。
カーブでは体も傾くではありませんか!こりゃ楽しい。

やがて次の駅が見えてきましたよ。
プラットホームの縁に黄色い印がありまして、そこを通過すると同時にアクセルを戻し、
レールの枕木に着けられたプレートの手前でブレーキをかけると、ぴったりの位置で停車しました。

「お上手!もう一駅やりますか?」
「お願いします」

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運転シミュレーション、これは癖になりそうだ!
何度も言いますが、これで220円はタダより安いです。

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葛西駅の周辺には、昼呑みの店が見つかりません。
で、地下鉄とJRの乗り換え駅に近い船橋で降ります。
船橋駅のすぐ近くには、ご覧のような居酒屋路地が何本もあります。

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今日はその突き当りにある「増やま」に入りましょうかね。

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煮込みの美味しいお店。
さっそくその煮込みとお酒を注文しましょう。
両方でちょうど500円です、あははは。

ヘタな喫茶店に入るよりいいでしょ。

ともかく久しぶりに楽しい一日でした~。

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