里山から 2017年05月18日 里山 トラックバック:0コメント:24

やはり裏年。

雨の翌日、いつもの谷津田にやってきた。
未練がましく筍を探すためである。雨後の筍というではないか!

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用水の土手はすっかり草で覆われ、イネ科のものは既に腰の辺りまで伸びてきた。

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雑木林のところどころで山藤が滝になっている。

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竹林に入る。だが筍の姿は全く見えない。
五月に入っても筍は採れていたのだ。いつもの年は。
しかも採り逃がした筍が何本も、若竹に育っていたものである。
その若竹すら少ないということは、みなさんが言うようにやはり「裏年」なんだろう。

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手ぶらで帰る南亭ではない。
竹林の周りに自生するセリを採る。採る。

ついで畑に寄る。
紅花絹さやが盛りを迎えている頃だ。

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毎年のことだが、鈴なりの豆、豆、豆・・・!

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採り忘れのないように摘むのがまた一仕事で、
葉っぱの茂りを掻き分け掻き分け、奥に隠れている莢豆を見つけてゆくわけだが、
豆も葉っぱも同じ緑色なので、視力が弱くなった南亭には結講しんどい作業である。
見落とした豆はあっという間に太って、固くなるのだ。

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ともあれ、見えるだけの絹さやを採ってきた。

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もちろん、セリも意地汚く。。。

しばらくは、絹さや豆が主食になりそうだ。


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里山から 2017年04月27日 里山 トラックバック:0コメント:32

りべんじ。

あれから一週間、再び谷津田へ踏み入る。

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今度たけのこが収穫できなかったら、かつて無かったほどの裏年かと思う。

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竹林は前回よりも随分黄ばむ、というより赤っぽくなってきたようだ。
やはり、先週は早かったのかも知れない。

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足が急く。

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早くも良い形の筍に遭遇。
ただし、周りは既に掘られた形跡がいくつも。

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それでも数本の収穫があれば、僥倖というものだろう。

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セリも目立って伸びてきた。
桜の開花が遅かったことといい、今年は何もかもが一週間ほど、ずれていたのかも知れない。

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今宵は筍料理と、セリのお浸しが楽しみ。





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里山から 2017年04月20日 里山 トラックバック:0コメント:14

山椒とたけのこ。

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庭の山椒の若葉が育ってくると、決まって谷津田の筍が顔を出すようだ。
こうした両者の関係は数年前にやっと判ったことである。
その山椒が今年も瑞々しい若葉を広げ始めた。

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これはじっとしているわけにはいかない。
さっそく多部田の谷津田に分け入ったのである。
長い読者にはうんざりするほど見飽きた風景かと思うが、我慢してお付き合い頂きたい。

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谷津田の奥へ行くにしたがって、筍の時期には見慣れない光景が目についた。
それは谷津田を縁取る林の中に、まるで道しるべのように咲いている山桜。

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そういえば桜の開花が遅かった今年。
桜を眺めながらの筍狩も、初めての経験である。

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桜の咲くあたりから竹林が始まる。
竹の葉が黄ばんで見えるのは、地中の筍を育てるため。
ほかの草木の秋のありさまに似ているので、《竹の秋》と呼んでいる。

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筍を探してみるが、なかなか見つからないのは、
まだ時期が早かったのか、もしくは既に掘られてしまったのか定かではない。

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(2016年、4月撮影)
毎年苦労せずに、これぐらいは持って帰れたのだが。

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やっと一本、たぶん先人が見逃したらしい筍を見つけた。
これは連れ合いが招待した嫂に譲る。
どうやら来週あたりからが、筍の盛りかもしれない。

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細い用水には菖蒲が伸び始めている。

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土手は土筆、

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カンゾウ、セリ、ところによって蓬が集合していたり。
筍が不漁でも、食料となる野草には事欠かないのである。

とはいっても、筍を持たずに帰るむなしさよ・・・





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里山から 2016年06月15日 里山 トラックバック:0コメント:22

時はめぐり~また梅雨がきて♪

「千葉城恋歌」でございますよ。
な~んて、バカなことを言ってるのは、疲れた証拠でして・・・

何が疲れたって、あなた。例の里山でハチク狩りしたのですがね。

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ご覧の通り梅雨時になりますと、用水の土手は「カゼクサ」でしょうかね、
イネ科の草が背丈を超すほど延びまして、その密集した間を、
掻き分け掻きわけ竹林まで進まなけりゃならないのですから、それだけで息が弾むのでございます。

おまけに、鋭い葉で腕を切っちゃあいけないてんで、長袖シャツでしょ。
雨上がりのムシムシした中ですから、密林のゲリラ戦さながらでして。

この草むらを抜けると、やっとハチク林に辿りつくわけですが、
いやはや《苦なければ楽なし》とはよく言ったものですな。
え?違いますか~

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既にハチクが川べりまで伸びてきております。
この分だと何年かあとには、用水もハチクで埋まるのではないかと気がかりです。

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それはともかく、この雑草と蒸し暑さで、竹林に踏み入る人は少ないと見えて、
ハチクが所せましとばかりにニョキニョキでございますよ。

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帰りがこれまた難儀ですから、ほどほどの本数を頂いて・・・
喘ぎ喘ぎ戻ったところに、大きな桑の木がありましてな。

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熟れた桑の実がみっしり!
黙って帰るわけには行かないでしょう。

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手の届くところの実を一心不乱に摘みます。
時々口に含みますが、鄙びた甘さがなんともいえませんな。

マルベリー

これはうちでグラニュー糖、レモン汁と一緒に煮詰めまして、
桑の実ジャム《マルベリージャム》を作るのでありますよ。

帰れば帰ったでハチクを煮るわ、ジャムをこさえるわで、
てんてこまいでして、おかげで二日ほど使いものにならなかったのでございます。



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里山から 2016年04月22日 里山 トラックバック:0コメント:28

パワースポット。
庭の山椒の葉が揃う頃になると、浮足立ってしまいます。
なぜかというと、例のところで筍が顔を出すからです。

例のところとは、南亭農園の近くにある谷津です。
房総には谷津が多いのですね。
太古に隆起した大陸棚、そのままの姿だといいます。

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ご覧のように両側の低い丘陵に抱かれたような、ほっこりした空間。
それが谷津の特徴でして、多くは水耕田として使われているのですが、
ここは、いつしか放棄田となって草木で覆われる一帯に変貌しました。

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これは蒲の穂。不思議な光景ですね。
風に運ばれて四方に種を飛ばすものですから、どんどん領地を広げているようです。

この谷津ですが、どういうわけか人影を見ることが滅多になくて、私たちだけの癒し空間になっているのです。
今の時期は眩しいほどの新緑で、用水の土手には様々な野草が喚き合っています。
鶯が盛んに誘いの声を上げているかと思えば、時々鋭い雉の叫び。
蛙も遠慮がちに鳴き出したり・・・

私はここを「多部田谷津」と名付けていますが、一歩足を踏み入れますと、
物凄い生命のエネルギーを感じるのですね!特に春は。

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10分ほど奥に入りますと、農業トラクター用の木橋が見えてきます。
私は中座敷と呼んでいますが、ぼんやりと風景を愛でたり寝転んだり、好き勝手に使っております。
中座敷があるからには、もちろん、もっと入り込んだところに奥座敷があるわけですが、
今回は筍掘りで体力を使いますから、そこまでの紹介は止しましょう。

そうそう、今日の本題は筍でしたね。

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この中座敷からすぐに竹林が見えてきます。
持ち主のいない竹林ですから、筍は掘り放題(と、勝手に思ってますが)。

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竹林の中に入りますと、いきなりタケノコ坊やが頭を出しています。

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あそこにも・・・。

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掘ってみるといい形です。皮を剥いたら実に柔らかそう!

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?本ばかり頂いて帰りませう。

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竹林の手前には、芹が密集してます。もちろん頂きませう。

更には、土手の蓬、土筆んぼも・・・
これでしばらく食費はタダというわけです。

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先ほどの中座敷で休息をとります。
お握りと飲み物でお腹を満たしたら、ごろりと仰向けになるのです。

あいにくこの日は曇りがちでしたが、晴れた日は・・・

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このように、体が新緑に染まるような風景となるのです。

新緑


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