ある訃報 2017年08月01日 映画 トラックバック:0コメント:18

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ジャンヌ・モロー逝く。

フランスの大女優、ジャンヌ・モローさんが昨日31日に亡くなったそうです。
映画「死刑台のエレベーター」「恋人たち」「雨のしのび逢い」「突然炎の如く」など、
数々の作品で強い印象を残した個性的な女優でした。

享年89歳。
私の最も好きな女優の一人でもありました。
もちろん主演映画は全て観ましたが、
ジャンヌが62歳の時助演した映画「ニキータ」の存在感は忘れられません。

今は亡きジャンヌ・モローを偲ぶには、この短い映像が最もふさわしいでしょう。
ちょっと意地悪だけど、笑顔がすごくチャーミングなジャンヌそのものというシーン。

1962年に公開された映画『突然炎のごとく』 の中で歌っている、『つむじ風』です。
ギターを弾いているのは、この曲を撮影中に遊びで作ったという、テヘラン生まれの作曲家シルス・バシアクです。




瞑目・・・・


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はしご 2016年07月02日 映画 トラックバック:0コメント:10

トレックからウォーズ。
みなさん、ちょっと古い話になりますが、スターウォーズ・エピソード7「フォースの覚醒」はご覧になりましたか?
ご婦人の中にも熱烈なスターウォーズ・ファンがいらっしゃるようで、
「フォースの覚醒」の感想を、実に熱く語っておられる女性ブロガーさんもいて、嬉しくなったものです。

そういう私は未だエピソード7を観てないのですが・・・。
一応、スターウォーズのミドルファンであるナンテイが、何故外したのかという訳は、後でお話しします。

ご存じのように、スターウォーズの初公開は1977年、エピソード4から始まりました。
その斬新にして衝撃的な映像には、ただただ圧倒されたものです。
そして第3作エピソード6「ジェダイの帰還」のラスト近く・・・。

ルークとダース・ベイダーの死闘の末、暗黒の皇帝がベイダーによって葬られるという思わぬ展開には、
いい齢をして、手に汗を握ったものでした。

1983年、この「ジェダイの帰還」が封切りされると同時に、同じくSFの名作『スタートレック2』も封切りとなりました。
宇宙船エンタープライズ号の独特な姿と、異星人との混血で科学者・スポック博士が人気のシリーズでしたね。
その2本のSF大作を、なんと私は一日で観てしまったのです。

先ずは有楽座で「スタートレック2」を、次に東劇で「スターウォーズ6」をと、
ハシゴしてしまったのですが、2本観終わった後は真っ暗な宇宙空間ばかり見ていたので、
目の中に墨汁が入ったような、暫くはそんな気持ちでふらふら歩いていたことを覚えています。

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(これは、その時のパンフレット。33年前のをよく保存しておいたものです。
この時のスターウォーズ、副題が「ジェダイの復讐」となってますね。
2004年のDVD版発売からどういうわけか「ジェダイの帰還」に替ってしまいましたが。)

それから15後、1998年でしたかね。
スターウォーズはエピソード1に戻って、新しいシリーズが始まりました。
エピソード1は「ファントム・メナス」という副題で、エピソード2が「クローンの攻撃」そして「シスの復讐」と続きます。

この3部作も勿論観ましたが、映画好きの友人と話したのは、
「スターウォーズって、結局ダース・ベイダーに尽きるよね。もしかしたら彼が主役だったような気がする」
ということでした。

あの記念すべき第1作「新たなる希望」で、初めてダース・ベイダーが登場した時の、ウッと息を呑みそうになったインパクト。
そしてテーマ曲は決して忘れられるものではありません。
ただ悪の権化というだけでなく、最後に見せた父親としての苦悩と哀しみもまた、その存在に深みを与えていたのです。

しかし次のシリーズ。歌舞伎メイクのダース・モールや、冷酷なだけの老ダース・ティラナスが悪役では、
スパイスを入れ忘れたカレーのようで、なんとも物足りないものでした。
そういうわけで、新シリーズに期待しなかったというのが、「フォースの覚醒」を敬遠した理由なのです。

スターウォーズを語り始めると、キリがないのでこれまでにしておきましょう。
最後に・・・スターウォーズには数えきれないほどのキャラクターが登場します。

中で最も心に残るキャラクターといえば、勿論ダース・ベイダーですが、次にお気に入りといえば、
「ファントム・メナス」に登場する『ワトー』でしょう。
ワトー
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惑星タトゥーインのジャンク屋(廃品業)ですが、強欲で他人を騙すことに長けていて、
背中にある羽根でぶんぶん飛び回るという、まるで大きな蠅に似た薄汚い存在なのですが、
心底憎めないところがあって、いたく気に入ったのです。

映画館でそのフィギュアを売っていたのですが、買いそびれて・・・。
その後あちこち探したのですが、手に入らず今に至ってます。


他愛のない話で、お時間を取らせてしまいましたね。



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気になる女優 2015年11月02日 映画 トラックバック:0コメント:28

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田畑智子。
私が彼女の映像を初めて見たのは、山田洋次監督の時代劇映画『隠し剣 鬼の爪』だったような気がする。
主人公・片桐宗蔵(永瀬正敏)の親友で、島田左門(吉岡秀隆)の妻役を演じていたが、
出演シーンが少ないにも関わらず、妙に印象的だったことを覚えている。

それからは大河ドラマ「新撰組」で、不器量だったと伝えられる近藤勇の妻役を「好演」。
更には主人公の妹役となった土曜ドラマ「夫婦善哉」。
広末涼子が主演のドラマ10「聖女」では勝気な弁護士役と、
存在感のある脇役として、欠かせないない女優になってきたようだ。

最近では木曜時代劇「かぶき者慶次」での女中役が、実に彼女らしい役回りで、
控え目だけれども思いやり深く、事ある時は主人をたしなめる芯の強い女性を見事に演じていた。
演じるというより、これが田畑智子そのものではないかと、思わされたのである。

田畑智子は不思議な顔立ちをしている。
例えれば古代インドのマトウラ仏のような菩薩顔。
あるいは岸田劉生の「麗子像」に見られる、アルカイックな容貌ともいえるだろう。

聞けば京都祇園にある老舗料亭で育ち、行儀作法を厳しく躾けられたお嬢様だという。
時代劇で見るあの立ち居振る舞いと、内奥に隠された芯の強さは、そういう育ちによるものかも知れない。

ともかく、今後も楽しみな女優である。
できれば藤沢周平による作品を多く見たいものである。


こんなに難しい顔を描いたのは初めてである。
今までの似顔絵の何倍も手がかかってしまった。
目尻や口角が0.5ミリ上がりすぎても下がりすぎても、田畑智子にならないのだ。

それほど、微妙なバランスで成り立っている顔といえるだろう。
田畑智子に対する「美醜」の評が大きく分かれるのも、けだし当然の気がする。

私としては決して満足の出来ではない。
特に口元の微妙な狂いには、今もほぞを噛む思いである。
だが、これ以上修正、修正を続けると紙がぼろぼろになりそうだし、
最初から描き直す根性も失せたので、目を瞑って掲載した次第である。


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香港映画 2015年06月21日 映画 トラックバック:0コメント:16

レオン孔明
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トニー&タケシ。
あなた香港映画観たことありますか?
香港映画ねえ、ジャッキー・チェンなら知ってますがあとは・・・
面白いのがいっぱいあります、特にウォン・カーウヮイのは。
なんですそのウォンとかなんとかってのは?

犬じゃありませんよ、素晴らしい才能の監督でな。
へええ?全く知らなかった。
映像の作り方といい、音楽の粋な使い方といい、なにより不思議な後味がなんともいえない。
なるほどね、あっしにはそういう難しい観方はできませんが、そう言われると・・・

なら、まずはこれを見なさい。ウォン監督の出世作です。
『恋する惑星』?猿の惑星なら知ってますが、そうそう「猿のは臭え」なんてよくね!えへへへ。
南ちゃんたちの言いそうなことだが、同じ惑星でも大違いです。微妙な恋の物語。
この金城武って日本人じゃないですか。

そう台北生まれで日本国籍。ウォン監督に見いだされて初の主役級となったのがこの作品。
以来40本あまりの映画に出て、今や香港を代表するスターになった。
なるほどねえ~、人間どこに金が転がっているか判らない。
それをいうなら運でしょ。
いや、金城というんでつい・・・

で、この映画は物語が二部になっていて、もうひとつにはトニー・レオンが出ています。
その人も有名なんで?
そりゃもう、国際的なスターです。そしてウォン監督の作品、殆んどに起用されてますな。
ちょっくら興味が湧いてきた・・・

で、この金城武とトニー・レオンはこのあとも共演してますよ。『傷だらけの男たち』そして新しいところでは『レッド・クリフ』。
以来この二人は非常に中が良いそうだ。
レッド・クリフといえば三国志の話しでしたっけ?
おや、少しは知ってるね。赤壁の戦いを描いたもので金城武が諸葛孔明、トニー・レオンが呉の将軍・周瑜を演じた。
孔明さんが金城役、いや金城が孔明役なんて見ものですなあ!

金城武の孔明、やや軽いような気がしましたが天才とは、ままこんなところがあるようで。戦闘シーンも圧倒的スケールです。
何より驚いたのは中村獅童が出ていること。そう重要な役ではありませんが存在感ありましたなあ。
それは是非、是非貸していただきたいもんで。

そうくると思いました、お貸ししましょう。ついでに『恋する惑星』も観ておくれ。
そいつあ嬉しい。
あ、もうひとつ『花様年華』もお薦めです。
へ?どんな内容で・・・

大人の恋の物語というやつですな。というより南ちゃんの好きな不倫ものと言っていいか・・・ひひひ。
トニー・レオンと香港の名花と言われたマギー・チャンとの、これもウォン・カーウヮイの監督ですが、代表作といっていいでしょ。
不倫好きだなんて、おだてちゃいけませんや。いや、有難い。これでおいらも香港通になりそうだ。

すぐに通ぶるのが南さんのいけないところです。
こりゃまた手厳しい、あ、手土産を忘れてた。千葉ではちょっとばかし知られた酒「腰古井」を持ってきました。
いやいや、前言を撤回しますよ。通だねえ!南ちゃんは。
またまた~、調子のいいところがご隠居のいけないところでござんすよ。


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南回廊 2014年11月19日 映画 トラックバック:0コメント:26

逝ってしまった・・・

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不器用ですから。



巌のような『愚直』が、この国から居なくなってしまった。

そう思う。

黙祷。




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