唖然 2018年04月07日 農園 トラックバック:0コメント:16

呆然・・・

いずみの森の山桜を見ての帰り。
あの畑はどうなっているのだろうか、と農園を覗いてみることにしたのですが、
着いた途端、うっ!と声がつまってしまいました。

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なんと農園全体がトラクターですっかり均されて、ただの平地になっていたのです。

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去年の12月には荒れていたとはいえ、農園らしい光景が残っていたものですが、
なんだか突き放されたような気持ちにさせられました。

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そしてもう二度と、こんな豊かな菜園に立つことはできないだろうと、言葉もなく佇んでいました。

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何故か焚き火の痕跡が残されています。

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昨年、畑仕舞の折に枯れ草などを燃やした名残りです。

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僅かに残されていた花畑に、水仙が咲いていました。
地主さんの心遣いでしょうか。

思えば3年前までは、私と四人の先輩たちが元気に農耕を楽しんでいたものです。
やがて重度の腰痛で一人欠け、また一人はここ2年姿を見せなくなり、
そして農園の半分を受け持っていた大先輩は、昨年の夏に入院したということは聞きましたが、
以来消息が絶えてしまいました。

やがて私も肺炎再発の危惧を抱えていたものですから、
無念の畑仕舞だったのは、皆様よくご存知のことと思います。

こうして、農園は誰一人居なくなったわけですから、
地主さんとしても荒地をそのままにしておけなかったのでしょう。
なんでも農地として活用されない土地は、税金的に不利になるそうです。
なので、この周辺でも野菜を栽培している様子がないのに、
綺麗に土を均している農地が目立ってきました。

閉じたつもりの畑、心の中ではまた5坪ほど耕してみたいと思っていたのです。
ともあれ、これで本当に畑とお別れです。
これからまた、次の人たちが美しい畑を作ってくれることを願いつつ、農園を後にしたのでした。


ところで、畑の先輩たちを紹介した古い投稿文があります。
畑のめんめん
よろしかったら、ご覧になってください。

あらためて先輩のみなさま、楽しい時間をありがとうございました。


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例の 2018年02月24日 農園 トラックバック:0コメント:20

梅林。

その後、畑はどうなっているのだろうか。
畑仕舞いをしたというのに未練がましいことである。

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来てみると畑は去年のままで静まりかえっている。
気のせいか、恨みがましい表情に見える。

実は周りの梅を見にきたのだが、本心は畑の方も気になっていたのである。

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十年以上愛でてきた無骨な梅の木々。
まだ三分咲きかと思われるが、うっすらと霞んで見えるその辺り。
変らぬ原生の姿にほっとする。

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裏道の藁塚と梅の風情もかわらず。

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そういえば今頃、畑では発芽した蚕豆や莢豆の苗が元気に育っていたな。

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まもなく紅花絹さやも可憐な花を・・・

花天X

その花の天麩羅は畑をやっていなければ、生涯めぐり合えないだろう冥加な味だったな。
・・・・・・・・・・・
今更せんないことだが。

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我が家の梅もみっしりと花をほころばせている。

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樹齢60を越した老梅である。
これを見るたび、また農園の梅林を訪れたくなるのだろうか。

来年も、再来年も。


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農園便り(221) 2017年12月13日 農園 トラックバック:0コメント:30

農園便り(完)。

畑仕舞とかなんとかいって、引き伸ばしておりますが・・・あはははは。
仕舞うための作業をしてますと、様々な思いが去来して未練がましいこと夥しいわけです。

もちろん一番は収穫の喜びと、そこに至る泣き笑いのことどもですが、
畑で味わう「野良弁当」のことも忘れられません。
お日様の下で耕し終わった黒い土、またつつがなく育った苗などを眺めながらパクつくお握りや、
ゆで卵、また安っぽいジャムパンが、かなしいほど舌を喜ばせるのです。

そんな野良弁当の写真をいくつか選んでみましょう。

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みなさんにはそれがどうした?と思われるような弁当ですがね・・・・。

さて!
本当の本当に終わりとしますよ!
まず積み上げた枯れ草、枯れ枝に火をつけます。

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冬場にしては風の弱い日でしたから、焚き火にはうってつけです。

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乾燥しきった枯れ草は、あっという間に紅蓮の炎。
大きな火炎を見ていると心が荒ぶり、自分が危うくなりそうです。

片付けはこれに止まりません。

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支柱は種類別に紐で結わえ農具は洗って、農園の仲間が欲しいといえば差し上げるつもりです。

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問題は、この耕運機です。
エンジンオイルを送るポンプが劣化したらしく、三年前から動かなくなっていました。
誰に聞いても素人では直せないとのことです。引き取り手が無いのは当たり前ですね。
市の廃棄所に持ち込むしかないようです。

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なにはともあれ、私なりの片付けが終わったわけです。
改めて見渡すと、元畑は倍以上の広さに見えました。


大焚き火


THE END



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農園便り(220) 2017年12月07日 農園 トラックバック:0コメント:42

畑仕舞。

いよいよ畑を仕舞うことになりました。

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一年ほったらかしにされた農園は、背丈ほどもある雑草に覆われて、まことに荒れ果てた光景です。
立つ鳥跡を濁さずといいますが、せめて雑草を抜いて綺麗な状態でお返ししなければなりません。

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一日目は、何本も立てていた支柱を抜きます。
ネットをくくりつけていたので雑草に絡まり、抜くだけで時間が過ぎてしまいました。

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そのあと雑草を抜いたり刈ったり・・・
やっと三分の一が終わったところで、力が尽きました。
一年遠ざかると農作業独特の、しゃがんだり立ち上がったりする繰り返し。
いわゆる屈伸の筋肉が衰えてしまったようです。

このあと二三日は、内腿や腰が痛くて痛くて階段を降りるのに呻き声を漏らすほどでした。

さて二日目の一週間後は、残りの三分の二を片付けます。
支柱が埋まってない分、作業は早い。

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さすがに山のような枯れ草です。
次の週はこの枯れ草を燃して、農具を片付けましょう。

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それにしても、昨年まではこのように豊かな畑でした。
まさに、
昔の光いまいずこ♪の思いです。


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農園便り(219) 2017年05月11日 農園 トラックバック:0コメント:22

カウント・ダウン?

久しぶりの農園です。
そういえばこの「農園便り」も、久しぶりですね。

というのも今、農園でお見せできるもといえば、これだけ。
昨年の秋に蒔いた紅花絹さや豆です。

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やっと花が咲きました。

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どうです、華やかでしょー。

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可愛らしいでしょー。

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小さな豆も生まれてます~~。

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しかし・・・・・・・・・・
これを見てくださいよ。
周りは草ぼうぼう!

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五月の畑は、一年でいちばん美しいのです。
蒔いた種はすべて苗から本葉になって、その緑は眩しいくらい。

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しかしこうなると、もう一から耕す気力も失ってしまいます。
この絹さやを収穫し終わったら畑仕舞をと、考えているのですが・・・。

お隣さんも休耕、師匠も半分以上が草ぼうぼうですし。
南亭も、そろそろ切り上げ時かな?と思うのです。

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