農園便り(218) 2017年03月25日 農園 トラックバック:0コメント:28

そろそろ引き時か。

三寒四温というより、八寒九温といったほうがいいようなこの頃ですが、
例年なら、3月の暖かな一日から畑仕事が始動するわけです。

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遅くとも3月の20日頃には、馬鈴薯を植え終わっている筈が、

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今年はご覧のように耕しもせず、見るからにやる気の無い有様です。

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昨年種を蒔いた絹さやと、ブロッコリーが辛うじて畑らしい体裁を保っていますが、

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四月に絹さやを収穫し終わったら、この農園を手放すか、
または半分に縮小して細々と続けるか、迷うところです。
まだサチュレーションの数値が安定してないので、畑仕事は不安なのですね。

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こうしてブロッコリーを摘んでみると、なおさら気持ちが揺れます。

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すっかり花になってしまった蕗の薹くん、どんなもんだろうね・・・






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農園便り(217) 2017年03月05日 農園 トラックバック:0コメント:18

観梅、焚き火。

農園の縁にある梅林。
梅園のように手入れされてない、いわゆる野梅たち。

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何十年も好き勝手に育ったのだろう、枝は伸び放題である。
花が満開になると、そこだけ春霞が漂っているように見える。

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なにより農園に用事のある人以外、愛でる者が居ないのだから、
だいたいが独り占めの観梅になるわけで、実に贅沢な気分になる。

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更にお気に入りは、毎年紹介している裏道の梅である。
藁塚の上に咲く梅の、なんと鄙びた風景・・・。

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畑には枯れ枝や、枯れ草がところどころに積み上げられている。
それらを燃して焚き火をするのだが、これは畑始めの行事でもある。
灰は肥料として耕地に散布する。

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焚き火といえば焼き芋を連想するが、
何年か前にサツマイモの替わりに大きめの里芋をくべてみた。
香ばしくて予想外の美味だったことを記憶している。


焚き火



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農園便り(216) 2017年01月18日 農園 トラックバック:0コメント:24

冬ざれ。

冬枯れのものさびしく荒涼とした様子を、俳句では「冬ざれ」と表現しています。

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私の畑がある農園も、この時期は作物が少なく枯れ色が目立つだけの、
「冬ざれ」にふさわしい景色です。

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それでも、片隅で頑張っている野菜もあります。
大概は霜でやられて、くたくたになっていますが、それでも使えそうな葉っぱを摘む。

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昨年の秋に蒔いた絹さや豌豆は、霜にも寒風にも負けず元気に育っていて、
眺めていると、這ってでも畑を継続したいと強く思うのです。

この日の収穫は小松菜とからし菜。からし菜は漬物にします。

からしな

よく漬かったからし菜をパスタに混ぜるのが、南亭流。
鄙びた風味がなんともいえません。


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農園便り(215) 2016年11月08日 農園 トラックバック:0コメント:34

日向ぼこ。

日曜日は穏やかな、いわゆる小春日和でした。

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久しぶりの農園です。

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収穫はむろんのことですが、青々と育つ野菜たちにエネルギーをいただこうと訪れたのです。

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たいした風邪ではなかったのですが、こうして暖かな大気と若々しい緑の中にいますと、
病み上がりの気分になるから不思議です。

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ゆっくりと収穫してゆきます。

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それから・・・
折りたたみの椅子に身を預けておりますと、
いつの間にか居眠りしていたようです。




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農園便り(214) 2016年10月19日 農園 トラックバック:0コメント:24

お疲れさーん。

会社というのは「お疲れ」「お疲れさま」という言葉が飛び交う社会でもあった。
退社時はむろんのこと出先から帰ってくる、あるいは長い会議が終わった時、
中にはお手洗いから戻ってくるだけで「お疲れさん」と、声をかけられる。

退職して暫く耳にすることはなかったが、農園を借りてから再び聞いたり口にするようになった。
農園の仲間はみな、勤め人だったのだろう。
農作業を切り上げて「お先に」と帰る人には、必ず「お疲れさま」と声をかける。

「お疲れ」は立場によって、言い方が変わる。
目上の人には「お疲れさまです」。同僚には「お疲れさん」。そして目下に対しては「お疲れ」。
中には「はい、お疲れ」なんて、気の無いような上司の言葉が返ってくる場合もある。

ただ、農園での「お疲れ」は、まことに「お疲れ」なのではないかと思う。
どんな仕事をしているのか判らないまま、「お疲れ」を連発する会社と違って、
鍬を振るい土を慣らす、苗の健康に気を配る、そして真夏の除草といった重い労働を共有しているからだろう。

今年の「お疲れさん」もそろそろ最後を迎えようとしている。
農地の全てを耕し、種を撒き終ったからである。

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大根はふさふさと育ち、

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ブロッコリーはずいぶん大きくなった。空いた畝は春菊の種を蒔いたばかりである。

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こちらでは葉物の成長が早い。例年より気温が高かった所為だろう。
カラシ菜、ほうれん草、小松菜たち・・・

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小松菜は紗のおかげで、虫の害から守られている。
無農薬栽培というのは、こういった作業が付随するので面倒だが。

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真夏に蒔いた隠元を見て欲しい。見事なものだ。

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蔓は天を目指して伸び続ける。ジャックが登れるように・・・

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花が咲き、小さな豆がぶら下がってきた。

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さて、楽しみな里芋はどうだろう。この間まで背筋をしゃんと伸ばしていた茎は、
見る間に緩んでくたくたと折れ重なってきた。
来月はいよいよの収穫が待たれる。

これらの野菜、根菜で一冬、我が家は食いつなぐことになる。

「お疲れさん」
最近、この言葉を畑の土に返したいと思うようになった。
鍬で年中噛み砕かれながら、母のように野菜を育ててくれたのである。
もちろん、太陽と適度の水があってのことだが。

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農園の雑木林では烏瓜が色づいてきた。
秋は深まる・・・。


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