ワンダフルライフ 2018年04月11日 音(洋) トラックバック:0コメント:20

人生時計の21時

いや もしかしたら22時を廻っているのかもしれない

零時の鐘を聞かないうちにこの肉体から

たましいが抜けてしまうのは明日であってもおかしくないね

そんな思いに耽っていたら ふと聴きたくなったのがこの歌

ふりかえってみればそこそこにワンダフルライフだった

そうでないことも多かった気がするけど 今はいい思い出だけがスポットライトを浴びているよ

これからの日々もきっとワンダフル

そう思うことにしよう


(この散文は曲の歌詞とは関係ありません)




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ダンモ 2018年01月23日 音(洋) トラックバック:0コメント:20

西の「ピットイン」東の「ナル」。

モダンジャズがひとつのブームとなった1960年代。
初のジャズ専門ライブハウスとして新宿アルタの裏通りにオープンしたのが「ピットイン」だった。
1969年12月のことである。
私がそのピットインに始めて足を踏み入れたのは、翌年1970年のことだと覚えている。

ピットインA
※旧ピットインと渡辺貞夫(写真はHPから借用)

当時私が勤めていた企業では、急激にジャズ愛好家が増えていたようだ。
実は私もその頃、アメリカで活躍していたジャズピアニスト秋吉敏子を知って、
ミーハーのような俄かジャズファンになっていたが、
年上の同僚H氏は筋金入りのジャズ愛好家で、ピットインに誘ってくれたのはそのH氏だった。

当日のゲストは忘れもしない、ジョージ川口。
ジョージ川口はジャズ専門誌「スィングルジャーナル」では、ドラム部門ダントツの人気ドラマーだった。
音楽ではいかなるジャンルであれ、ドラムがスターになるということはないが、
ジョージ川口は自らも曲を作りトリオやクインテットを結成するという、
ジャズマンとしての才能とその華麗なスティック捌きで多くのファンを集めていたのである。

ピットインでのプログラムは忘れてしまったが、ステージで演奏していたジョージ川口が、
ドラムを離れて客席へ降りてくると、スティックで各席のテーブルを叩き、
グラスを鳴らしというパフォーマンスで聴衆を湧かせたのだった。
私も夢中で身体を揺らし続けたのは言うまでもない。
忘れがたい「ピットイン」デビューとなったわけで、繁々通うようになるのは時間の問題だった。

この頃、日本のジャズ界は錚々たるスターが続出していた。
ヒノテル、ナベサダ、鬼才ヤマシタ・・・
そうした世界に通用するジャズマンたちのライブが、夜毎ピットインで繰り広げられていたのである。

一方、同じ1969年にはお茶の水駅前に「NARU」というライブハウスが誕生している。
こちらは新進のジャズマンに演奏の場を与えるため作られたという。
この「NARU」から渡辺香津美、菊池雅章、沖至といった名プレイヤーが育っていった。

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中でも私は沖至に注目していた。
彼のステージがあるときは、なるべく足を運ぶようにしていた。
やがて沖至は海外に演奏の場を求め、日本を離れることになった。

しばらして私は家庭を持ち、夜遊びもままならぬ身となった。
自然、NARU、そしてピットインとも疎遠になってしまったのである。
(沖至については「皓と至」を参照)

今日はジャズ・ライブの洗礼を受けた、ジョージ川口を始めトップドラマー五人の豪華な競演をご覧いただきたい。




ピットインはその後、アルタ裏から新宿二丁目に移転した。
ジョージ川口は2003年他界。77歳だった。
題名の「ダンモ」とは、モダンジャズのことを気障に略した業界言葉である。


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ENYA 2017年12月22日 音(洋) トラックバック:0コメント:20

ONRY TIME
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ILLUSTRATED BY NANTEI

誰にわかるというの 道がどこに向かっているのか
一日がどこに流れていくのか 時間だけが知っている
誰にわかるというの あなたの心が選んだ愛が
大きく育っていくかどうか 時間だけが知っている

誰にわかるというの 愛が舞い上がるとき
なぜ心がため息をつくのか 時間だけが知っている
誰にわかるというの 愛が嘘をつくとき
なぜ心が叫びを上げるのか 時間だけが知っている

誰にわかるというの いつ道と道が交わるのか
その愛はあなたの心のなかにあるのかもしれない
誰にわかるというの いつ一日が眠りにつくのか
もし夜があなたの心をすっかり捕らえているのなら

誰にわかるというの 時間だけが知っている
誰にわかるというの 時間だけが知っている


日本語訳は、しっくりきませんがENYAの音楽は美しい。
ここ何年か眠れないときの誘眠剤代わりに聴いています。






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おフランスな 2017年11月09日 音(洋) トラックバック:0コメント:18

スーダラ節。




Clémentine
クレモンティーヌは1963年生まれでフランスの歌手。
1988年にシングル「アブソルマン・ジャズ」をリリースしてデビュー。
歌手として多くの音源をリリースするほか、NHK Eテレ『テレビでフランス語』にも出演した。



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エロスとは 2017年10月03日 音(洋) トラックバック:0コメント:8

ズビグニュー・リプチンスキー
この名前をご存じの方は少ないと思う。

ズビグニュー・リプチンスキー(Zbigniew Rybczyński, 1949年生まれ )は、
ポーランド出身の映像作家で映画監督である。

1970年の初頭よりデジタル技術を駆使した映像作品を多く発表し、
ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、ミック・ジャガーなど著名なアーティストのミュージック・ビデオを手がけた。

高精細度テレビジョン放送(HDTV)技術を用いた映像作品を多数発表。
MTVの作品も多く手がけ、この分野でも多くの賞を受賞している。

1982年『タンゴ』で、第55回アカデミー短編アニメ賞を受賞。
1990年『オーケストラ』ではエミー賞特殊技術賞受賞。
アヌシー国際アニメーション映画祭ほか、数々の国際的な賞を受賞している。

(以上Wikipediaより)

そのズビグニュー・リプチンスキーの作品の中から、是非紹介したいのが『オーケストラ』である。
これは制作されて同年すぐにNHKスペシャルで放映された。
幸運なことにヴィデオに録画することが出来て、今も大切にしている。

『オーケストラ』は、戯曲作家が古典のテキストを舞台化するように、
有名な6つの曲を、リプチンスキーが映像化したものである。

モーツァルトの「ピアノ・コンチェルト21番」、ショパンの「葬送行進曲」、
アルピノーニの「アダージョ」、ロッシーニの「泥棒かささぎ」、
シューベルトの『アヴェ・マリア』、ラヴェルの『ボレロ』の6曲である。

リプチンスキーはこれらの曲に斬新な解釈を加えながら、
老い、怠惰、欲望、暴力、犯罪、歴史、政治、道徳、宗教といったモチーフを表現しようと試みている。

特にモーツァルトの「ピアノコンチェルト」では、
美しい庭園に集まった老いた男女のそこはかとない哀感が胸に迫り、
「アヴェ・マリア」の浮遊感には宗教的なエロティシズムすら感じさせる。
ともかく、30年近く経った今も斬新な映像だと思うのだが。

では、リプチンスキーの妖しい世界を、ごゆっくりと・・・




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