1979年 2018年05月17日 音(他) トラックバック:0コメント:18

YMO

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)が1979年5月にリリースしたアルバム、
『ソリッド・ステート・サヴァイヴァー』にはいろんな意味で衝撃だった。

シンセサイザーとコンピュータを駆使した斬新なサウンドは、テクノミュージックと呼ばれて、
日本はおろか世界のミュージックシーンを席捲したのである。
折から原宿で生まれた「竹の子族」がYMOのナンバーで踊っていたこともあって、
1980年代初頭には大きな社会現象ともなっていた。

さっそくそのアルバムを手に入れて針を落とした途端、
奇抜なファッションと先鋭的なテクノポップというイメージを覆すような、高度な音楽性に驚嘆したのであった。
それからは、熱烈とはいえないがファンの一人として注目してきた。
また今は素敵に年齢を重ねた個々の活動を聞くと嬉しくなるのである。

さて、その1979年といえばこういう出来事があった。

(1月26日)
大阪の三菱銀行北畠支店で猟銃強盗。4人を射殺、40人人質に龍城(犯人・梅川昭美、28日警官に狙撃され死亡)。
(1月31日)
江川卓、阪神と入団契約、即日、巨人の小林繁とのトレード成立。
(3月14日)
航空機疑惑で日商岩井の2幹部逮捕(4月2日海部前副社長逮捕)。
(3月28日)
アメリカ・ペンシルベニア州のスリーマイル島で原発事故発生。
(5月9日)
日本電気、パソコン「PC‐8001」を発表。
(5月15日)
北海道・三菱大夕張鉱業所でガス爆発、16人死亡。
(7月1日)
ソニー「ウォークマン」第1号を発売。発売以来1億6000万台という驚異的ベストセラーに。
(7月11日)
東名高速日本坂トンネルで玉突き衝突。置き去りの車173台延焼、7人死亡。
(9月6日)
阿蘇山中岳爆発、観光客3人死亡。
(10月26日)
朴正煕韓国大統領、側近に射殺される。
(10月28日)
木曽御岳山、有史以来初の噴火。
(11月9日)
第二次大平内閣成立。

流行歌
夢追い酒/ 魅せられて/YOUNG MAN / ガンダーラ / チャンピオン / セクシャルバイオレットNo. 1 / いい日旅立ち
ベストセラー
天中殺入門 (和泉宗章)/四季・奈津子 上・下(五木寛之)/ジャパン・アズ・ナンバーワン(ヴォーゲル)
もう頬づえはつかない(見延典子)/胡蝶の夢 1(司馬遼太郎)等
映画
復讐するは我にあり/太陽を盗んだ男/Keiko/衝動殺人・息子よ/月山/十九歳の地図
もう頬づえはつかない/あゝ野麦峠/その後の仁義なき戦い
旅芸人の記録/木靴の樹/ディア・ハンター/イノセント/チャイナ・シンドローム/プロビデンス
流行語
キャリア・ウーマン/シカト/熟年/ダサイ/ナウい/ニャンニャン

今日の一曲は、タケノコ族も踊って話題になった「ライディーン」。



スポンサーサイト

テーマ:エッセイ - ジャンル:小説・文学

あたたかな 2018年01月13日 音(他) トラックバック:0コメント:18

ラルゴ。

img364.jpg
ILLUSTRATED BY NANTEI

バーブラ・ストライザンドは最も好きな女性シンガーです。
ポピュラー、ジャズ、クラシック・・・幅広いジャンルを歌っていますが、
いずれもオリジナル曲としか思えない見事なものです。

特にクラシックの小曲を集めた『クラシカル・バーブラ』は、彼女の才能を遺憾なく発揮した傑作だと思っています。
今日はそのアルバムから、通称《ラルゴ》で知られている、
ヘンデルの「Lascia ch'io pianga(私を泣かせてください)」をお届けしましょう。
クラシックの歌手とは違った親しみやすい歌い方は、かえってこの曲の魅力を最大限に引き出しているようです。



テーマ:雑記 - ジャンル:小説・文学

がちょ~~ん! 2017年11月22日 音(他) トラックバック:0コメント:18

谷啓 - コピー
ILLUSTRATED BY NANTEI

ジャズマン、谷啓。
谷啓さんが亡くなって7年になります。
谷啓さんはご存知、クレイジーキャッツのメンバーとして、
ふわっとした独特の笑いで親しまれていましたが、トロンボーン奏者としても有数のプレイヤーでした。

クレイジーキャッツそのものがジャズバンドだったわけで、ドラムのハナ肇、ベースの犬塚、トロンボーンの谷啓。
この三人はジャズ専門の月刊誌「スイングジャーナル」の人気投票で、ある時期ベスト20に顔を連ね、
谷啓さんに至っては、毎月ベスト5を外さなかったほどの実力を持っていたのです。

谷啓さんが演奏した映像は、いくつか残っていますが、
名演と言われた「スターダスト」は、何故かYouTubeから削除されてしまいました。
今回は途中でボーカルも入った「リンゴの木の下で」。

晩年の映像かと思われ、トロンボーンの息継ぎが苦しく聞こえますが、
谷啓さんらしいペーソス溢れる歌声と演奏です。



クレージーキャッツのメンバーも、犬塚弘さん、桜井センリさん。
この二人が残るだけとなってしまいました。




テーマ:エッセイ・散文 - ジャンル:小説・文学

2017年10月13日 音(他) トラックバック:0コメント:16

星めぐりの歌。

この歌を知ったのは、ある映画でした。

そして宮沢賢治が作詞して作曲したということも、最近始めて知ったのです。

高畑充希さん、坂本美雨さん・・・たくさんの人が歌っています。

でも、高倉健さん最後の映画「あなたへ」。

その中で歌っていたのが妻役の田中裕子さんでした。
初めて聴く彼女の歌声の、なんと優しく心に沁みたこと・・・



独特の存在感で注目していた女優ですが、この歌には参りました。

img027.jpg
ILLUSTRATED BY NANTEI


テーマ:エッセイ・散文 - ジャンル:小説・文学

シンセサイザー 2017年09月26日 音(他) トラックバック:0コメント:24

月の光。
img119.jpg
ILLUSTRATED BY NANTEI

富田勲は日本で初めてシンセサイザーを使った音楽家でした。
彼が最初にモーグ・シンセサイザーという電子楽器を知ったのは1969年、大坂万博の頃です。
これこそ求めていた音楽にふさわしいと直感した富田勲は、そのモーグを個人輸入しようとしました。

楽器として輸入しようとしたところ、日本ではシンセサイザーがほとんど認知されていなかったので、
税関から軍事機器(軍事用のアナログコンピュータであろう)と疑われて、
検査場で数ヶ月間止められ、しかもその間の保管料を請求されたといったエピソードがあります。

ともかく苦労して手に入れたシンセサイザーに取り組むこと数年。
画期的なアルバム「月の光」を発表したのは1974年のことでした。
ひじょうにセンセーショナルな話題を呼んだアルバムでしたから、私もさっそく飛びついたものです。

「月の光」とある表題のとおり、ピアノ曲「月の光」を始めとするドビュッシーの作品ばかり全10曲。
LPに針を落としたとたん、背中に稲妻が走ったような衝撃を受けたものです。
笑われるのを承知で言えば、シンセサイザーによる編曲はドビュッシー以上にドビュッシーらしい世界でした。

ことに、この『月の光』には宇宙を浮遊しているような心地にさせられたものです。



ところで、今年の中秋の名月は10月4日だそうですね。



テーマ:地域情報 - ジャンル:地域情報

 » »