某所 2017年06月09日 美味 トラックバック:0コメント:18

行列の出来る焼き鳥屋。

千葉駅から一駅目、某駅前の某スーパー前に評判の焼き鳥屋があるという。
さっそく行ってみたのが3月のこと。
土曜日の夕方とあってか、予想を遥かに超えた行列が並んでいた。

カメラを忘れていたので、行列の様子を撮ることが出来なくて、
カメラを持って再び訪れたのが先月のことだった。
もちろん、焼き鳥が目的だったのは言うまでもない。
平日で早い時間だったからか、前回より人は少なかったが、それでも10人近い行列だった。

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この焼き鳥屋は70前後の親父さんと娘さんが、見事な連携で焼き鳥を焼いてゆく。
親父さんが串に刺して軽く焙った鶏肉を、娘さんが注文の順番に焼きを加えてから、
タレにくぐらせ、あるいは塩を振って仕上げるのである。

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もうもうの煙に霞みながら、無言で作業する職人肌の親父さんと、
元気のいい声で注文を受けつつ、焼きまくる娘さん。
いい風景である。

その焼き鳥は、評判を裏切らない絶品であった。
のん兵衛として、それなりの焼き鳥屋は踏破した私が言うのだから間違いない。
・・・と、思う。

安易な言葉ではジューシー。
やや文学的にいえば、肉汁が豊潤な焼き鳥というべきか。
スーパーのは論外、デパ地下のは肉が固まりつつ冷めたという焼き鳥で、
家で温めてもジューシーは戻ってこないのである。

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そういうわけで・・・
以後、焼き鳥はここのものしか買わないようになった。




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ことことと 2017年03月01日 美味 トラックバック:0コメント:24

玉蒟蒻。

暖房はストーブに限ると思っています。
なによりストーブに乗せた薬缶のたぎる音、そして煮物の鍋がことこという音。
それらで暖かさが倍加するように感じるのです。

煮物といえば、時々玉蒟蒻の旨煮を作ります。
孫の大好物でもありますが、お茶うけにまた酒のつまみにと重宝しています。

たまこん

私の作り方はまず玉蒟蒻をよく洗ってから、味が沁み込みやすいように、
裏表に十字の包丁目をいれて、

たまこん1

臭みと水気を抜くために、フライパンで空炒りします。
これを水、醤油、砂糖、カツオだし、鷹の爪とでじっくりと煮込むのですが、

材料は玉蒟蒻3袋、水は浸るほどの量、醤油カップ1、砂糖大匙2、
カツオだし適量、鷹の爪2本。
お好みによって味付けを加減してください。


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こうしてストーブの上で半日、水を足しながらことことと煮ることにしています。

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ことこと煮た蒟蒻は、ひと晩置くと得も言えぬ旨さになります。
お客さんが来たときは、お茶受けとして少々格好をつけてお出しします。
お茶は緑茶よりも焙じ茶が良く合うようです。




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不定愁訴 2016年05月13日 美味 トラックバック:0コメント:18

園児の声。

長い黄金週間も終ってしまった。
巷には何事も無かったかのやうに、日常が戻ってきた。

俗に五月病といはれる症状がある。
だが私は365日が休暇の隠居であり、
黄金週間だからといって非日常に身を置いたわけではないが、妙に気だるくしかも落ち着かない。
なにゆえだらうか。

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もしかしたら農繁期が終った虚脱感か・・・
それとも、ざわざわするやうな得体の知れない不安・・・
それらがごっちゃの、もやもや病といへばいいのだらうか。

家人が出かけてしまった部屋で、とりとめなく思ひを巡らしてゐると、
公園から幼稚園児たちの声が近づいてきた。

群雀のやうな声。

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さうか・・・あの幼児たちとは60年以上の隔りがあるのだ。
半端ではない年月だ。

思考はそこで停止してしまった。

ふいに電話が鳴った。
「××霊苑のご案内ですが」

このところ、とみにこの手の電話が多くなった。



二十日大根を甘酢に漬けた。
お茶受けに、なによりである。


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すっぱ! 2015年08月04日 美味 トラックバック:0コメント:24

すっぱ~~~!!
農園の西側は梅林である。
毎年紹介しているから、皆さんにはお馴染だと思うが。

梅林だから当然、青梅が実る。
どういうわけか採る人が居ないので重くなった実梅は、
草むらや地面にぽたぽたと落ち、そのうち熟れて朽ちてゆく。

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もったいない話だが、毎年こうしてたくさんの実梅が見捨てられている。
我が家も何年か前に漬けた梅干しが、まだ一瓶まるまる残っているし、
梅酒に至っては三十年前のものが二升、なかなか減らずにいる。

もったいないと思っても、見過ごすしかなかったのだが、
今年、何を思ったのか連れあいは、その梅をせっせと拾い集めてきたのである。
単に「梅干し」を漬けてみたくなったのだと言う。

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ジップロップで塩漬けした梅を、赤紫蘇で色付けして天日で三日間干す。

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日一日と塩が吹いてきて、三日目は夜露に当てるという。

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出来上がった梅干しは、まだ練れておらずただただ酸っぱく塩辛い。
顔に皺が何本も刻まれるようだ。

実をいうと、この梅は大磯で干したのだ。
大磯で留守番することになった前日が、梅雨明けだったからである。

出来上がった梅干しは梅汁とともに瓶に入れて、もちろん、大磯に残してきた。


わらんべのいかにも梅干し舐めた顔
(南亭)


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南酒房 2014年08月13日 美味 トラックバック:0コメント:20

三十年もの。
床下収納にそれはそれは古い保存瓶がある。
話題にするのも怖いので家族は、心して触れないようにしていた。

保存瓶の中身は梅酒。
漬けてから四半世紀は経っている筈だ。

ある日、季節外れの大掃除を始めてしまって、
見たくないのだが床下収納を開ける羽目になってしまった。

こげ茶色の液体が詰まった瓶が3本と、
訳のわからない空瓶を抱え上げた。

この梅酒、いつ漬けたんだっけ・・・
えーと、引っ越してきて翌年だから30年?
30年か、やばい!捨てよう。

捨てるとなると執着が湧いてくるものだ。
NETで調べることにした。

梅さえ取り除いてあれば液が濁ってない限りは、
20年30年は大丈夫。
むしろ梅酒の古酒は薬酒として古来から珍重されてきたという。

「痰を消し、渇きを止め、食を推め、毒を解し、のどの痛みを止める」
効能があるそうだ。

これは朗報!
さっそく底の澱を除いた上澄を、煮沸消毒した一升瓶に詰め替える。

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その一本がこれだ。

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水で二倍に割ってもウィスキーのような色合い。
含むと確かに、まろやかで深みのある喉越しの後から、
くすみのある漢方の味がじわじわと追いついてくるようで、まことに頼もしい。


下戸のつれあいが、毎日ではないがシングルグラスを空けるようになった。
それはそれで喜ばしいが、気がかりでもある。



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