初詣は 2018年01月05日 房総 トラックバック:0コメント:26

パワースポット。

毎年成田山へ参詣していたが、たまには馴染みのない神社仏閣に詣でてみようと思ったのである。

で、近場の余り混雑しないところをと考えて、そういえばと思いついたのが成田の手前にある宗吾霊堂だった。
真言宗東勝寺は凶作と重税に苦しむ農民を救うため、将軍家への直訴を決行し、
その罪で処刑された佐倉宗吾を祀る霊堂として知られるようになった。

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千葉に越してきてから一度訪れたことがある。

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多分あれから20年になるだろうか、久しぶりの宗吾霊堂はずいぶん様変わりしていた。
本堂だけがポツンと建っていたように憶えていたが、新しい山門が作られて境内も広くなったようだ。

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ちょうど護摩法要が始まる時間らしい。僧侶たちが霊堂に入って行く。
ほどほどの人出が、かえって清々しい。


宗吾霊堂から車で3分ほどのところに、最近注目されているパワースポットがあるという。
この日の本当の目的は、その神社だった。

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約1700年前の創建と伝えられる麻賀多神社(まかたじんじゃ)は、印旛沼周辺に18社ある麻賀多神社の本宮で、
神道版の黙示録ともいえる「日月神示(ひつきしんじ)」が降ろされた場所として知られるようになった。

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日月神示とは、「国之常立神」と呼ばれている高級神霊よる神示が記述したとされる文書らしいが、
昭和19年6月、この麻賀多神社を訪れた神典研究家の岡本天明に神霊が降臨して、書記させたと言う。
こうして書いていても、意味がさっぱり判らないが・・・

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しかし、鬱蒼とした樹林の中の社は、神霊が降臨しても不思議がないような神秘に包まれていた。

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本殿の裏には関東で一番大きいという、樹齢千三百年の杉が聳えている。まさにご神木である。
いわゆるパワースポットと呼ばれるところへ、初めて足を踏み入れたが、
信心に乏しい私でも、なにがしかの運気を貰った気がしたものだ。


ところがである。
麻賀多から帰ってきた夜に灯油の缶を持ち上げた瞬間、
ここ何年か眠っていた椎間板ヘルニアの芽を刺激してしまったらしく、軽い腰痛を起こしてしまったのである。

賽銭をケチったのと、それに見合わない願い事をたくさん押し付けたからに違いない。

こいつぁ春から、縁起が・・・?!?!?


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そうだ 2017年11月28日 房総 トラックバック:0コメント:24

京都行こう。

京都の紅葉、風情がありますね。
昔、紅葉の頃一度訪れたことがあり、ことに嵐山は感激したものです。
また行ってみたいものですが、時間はあれどもナニは無し・・・

そこで近場の擬似京都を探してみようと思ったのです。
まずは、青葉の森公園という大きな自然公園を探索してみます。

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一番奥の青葉池まで降りてきました。
そうそう、いつも水辺の彼岸花を撮影する池です。
この池に注ぐ流れがありまして、ささやかですが渓流のような小川です。

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すっかり水の枯れた渓流に沿って登ってゆきますと、素晴らしい景色がせり上がってきました。
どことなく嵯峨野を彷彿とさせます(うろ覚えですが)。

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「あの人の言葉想い出す 夕焼けの高瀬川♪」
渚ゆう子の《京都慕情》を口ずさみたくなります。
バス代210円の紅葉狩りでございます。

さて、お次は千葉駅から歩いて数分の千葉公園。
大賀蓮で知られた市民の憩いの場です。

小高いところに「好日亭」という茶室がありまして、茶会のある日だけ門を開いているのですが、
紅葉が見頃となった一週間ほどは、一般にも公開されるようになりました。

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門の内に程よい紅葉が見えます。

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茶亭は落ち着いた書院造りで、中には四畳半の小間と十畳の広間。
それに厨房、水屋などが設けられています。

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茶会の他にも、句会や着付けにも利用できるそうです。

千葉公園8

庭はあれこれ手を加えてない、寂びた風情があります。
あまり一般には知られてないのか、殆ど人影が見当たりません。
「風の噂を信じて 今日からは~♪」
《京都の恋》を歌いたくなりました。

渚ゆう子しか知らんのかいっ!!


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行徳 2017年03月03日 房総 トラックバック:0コメント:8

宮内庁鴨場。

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東西線行徳駅からバスで数分のところに、宮内庁の新浜鴨場がある。
鴨場といえば皇太子夫妻のデートの場所として、一躍その名が知られるようになったが、
無論のこと一般人が入ることは出来ない。

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ただ鴨場に隣接した56ヘクタールの行徳鳥獣保護区は、市民が自然とふれあう場として利用されている。
ここは野鳥にとって貴重な生息空間でもある。

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鴨場の正門を離れて暫らく歩くと、河津桜の並木道になる。

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何年か前に来たときは無かったように記憶しているが、
もしかしたら十年以上訪れていないのかもしれない。

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やがて干潟の風景が広がり、中州には無数の鴎が翼を休めている。
ここは川鵜の繁殖地でもあり、繁殖期ともなると周囲の樹木には数え切れないほどの鵜が群がるそうだ。

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3階建ての野鳥観察舎は耐震工事のため、休館。その隣に野鳥病院がある。
ここは、怪我をしたり病気になった野鳥を治療して、再び野に戻す施設である。
カモメ、サギ、キジ、ハヤブサなど年間約400羽を保護するという。

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白鷺はどこが悪いのだろうか、人が近づいてもぼんやりしている。

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フクロウは脚を怪我したようで、
悲しげにいつまでもこちらを見るものだから、去り難くなる。

しかし、前回の谷津干潟もそうだが、こういうところへ来るには、
超望遠のレンズが付いたそれなりのカメラを持参しないと、気が引けたものだが、
年の功というものか、このごろでは望遠レンズの列に混じって、ポケットカメラを操ることも平気になってきた。

もっとも、遠くの野鳥など撮れるわけがないし、撮る積もりもないが・・・


行徳駅に戻って昼飯を、と思ったのだがこれという店が見つからない。
そこで乗り換えの西船橋まで戻る。

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この駅構内には立ち食いの寿司屋があって、安い上にネタもまあまあというので、
ちょっとした評判になっているのだが、私も何度か利用させてもらった店である。

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八貫590円からとなっていて、これがランチサービスだと480円になるから、
その時間帯はぎゅうぎゅう詰めの状態になる。
写真を撮る余裕もなかったので、590円握りはメニューポスターをご覧になって頂きたい。

でなければ、ここ《つきじ千鮨》でお確かめあれ。



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ラムサール 2017年02月19日 房総 トラックバック:0コメント:18

谷津干潟。

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京成谷津駅を降りると小じんまりした商店街が見える。
谷津遊園があった頃は、休日ともなると溢れるほどの人出だったが、
ディズニーランドが開業するとともに谷津遊園の客足は遠のき、
昭和57年閉園に追い込まれると、自然にこの商店街も賑わいを失ったのである。

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それでも私鉄の小さな駅前にしては、どことなく華やいだ趣がある。
遊興の人々を迎えていた名残りだろう。

商店街を突き抜けて暫らく歩くと、潟が見えてくる。
谷津干潟(やつひがた)は、千葉県習志野市谷津および秋津にある約40haの干潟である。
1988年に国指定谷津鳥獣保護区に指定され、さらに1993年ラムサール条約登録地に登録された。

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サギ類・カモ類・カモメ類などの水鳥が一年を通して見られ、
年間を通じて約80種類、少ない時でも40種類の鳥が飛来する。
また、シギ・チドリ類が飛来する場所として全国的に有名でセイタカシギが定着するなど貴重な環境である。

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この日、ちょうど満潮と重なったらしく、中州は水没して鴨の姿しか見えなかったが、

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汐が引くとこのようにさまざまな野鳥が餌を求めて訪れるため、
野鳥愛好家、または写真愛好家たちが、大きな望遠レンズの砲列を作る。

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干潟を一周する遊歩道があり、ゆっくり巡ると一時間ちょっと・・・。
途中には自然観察センターがあり、ここを休憩場所にする人も多い。

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再び商店街に戻る。ビルの間で異彩を放つ洋館が目につく。
『蛍明舎』というカフェ、いや、あえて「純喫茶」と呼ばせていただこう。
かの村上春樹氏も通ったという名店である。

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店内は程よい薄暗さで、重厚なカウンターも心地よい。
フランス風のサンドウィッチ《クロックムッシュ》と、ブレンドコーヒーを注文する。
ホエー豚のロースト、もうひとつは卵。
それをパンに挟んで焼いたホットサンドが《クロックムッシュ》。

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それとなくハーブが効いていて、一筋縄のサンドウィッチではない。
美味しいのはもちろんだったが。

ちなみにこの『蛍明舎』は、市川市の八幡でも営業していて、
八幡といえば以前、永井荷風が愛したトンカツの「大黒屋」を紹介したが、
(かつ丼)
そのトンカツを食べたあと、『蛍明舎』で珈琲というコースも捨てがたい。


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下総中山 2016年10月13日 房総 トラックバック:0コメント:20

古寺春秋。

日蓮宗大本山下総中山法華経寺。鎌倉中期創建。

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京成電鉄中山駅徒歩十分。

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総門より参道数百米。

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参道、別院多し。

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参道尽きる所、土産物屋食堂数軒。

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正面に重文・五十塔。

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重文・祖師堂、左手に刹堂を望む。

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祖師堂、回縁。

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祖師堂、四足門を結ぶ回廊。

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重文・四足門。

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奥に聖教殿。日蓮の書、遺品等国宝・寺宝を収蔵。


春は。

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隠れた桜の名所。(平成25年4月撮影)




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法華経寺徒歩20分。日本鉄道下総中山駅。
駅前に創業昭和6年の柳麺屋あり。

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見た目無骨。化学調味料不使用の素っ気ない汁。
数十年前初めて食した柳麺斯くや。あるじは現在三代目。
「懐かしい味」と言えば「これしか能がありません」と笑う。



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