南日和 2012年01月31日 里山 トラックバック:0コメント:26

里1

凍土。
(凍てついた土のこと)
近来稀に見る寒波だという。
この温暖といわれている地方でさえ、ずーっと日中温度が5度前後で、
とてもじゃないが畑仕事ができるような気温ではない。

畑に用といえば白菜、大根を収穫しに来るだけで、
ご覧のように残りも僅かとなってしまったわが農園は、嫌が上にも寒々しい光景になってきた。

里2

寒起しの作業はほとんど終わっていたから、
あとは肥料を施してから土を均し、畝を幾つも立てて春夏野菜の準備をしなければならないのだが、

里3

あたりを見回しても人影はおろか、動くものすら見えないという、
こんな風景の中で鍬を振るっても侘びしくなるばかりで、
だから野菜を抱えて逃げるように畑から離れたのだった。

白日の下の凍土は泣き濡れて
(南亭)


里4

この畑を取り囲む木立の向こう側は、私のお気に入りの場所で、
今はあまりお目にかからなくなった藁塚が並んでいる。
この藁塚の後は梅林になっていて、毎年梅が満開になる頃の鄙びた風景は実に素晴らしい。

木立の北側の陰になっている所為か、一週間前の雪が溶けずに残っている。
珍しい光景だし、いかにも里山の寒中らしくて何回もシャッターを押してしまった。

梅里-1

上は去年の写真だが、今年も必ずこの風景に魅了されることだろう。


里5

近寄って梅の枝枝を見上げると、厳寒だというのにもう蕾の膨らみが目立つようになっていた。

里6 

木々は敏感に春の足音を聞きとったに違いない。

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