南酒房 2012年10月30日 料(洋) トラックバック:0コメント:36

ジェノとベーゼ。
イタリアの北部にシエナという小さな都市がある。
この都市の覇権をめぐって2つの勢力が血みどろの抗争を続けていた。
ラバッツァ家と一方がヴィアレッティ家であった。

ラバッツァ家の跡取りはジェノという、学問・芸術に秀でた青年だった。
この青年がふとしたきっかけで見染めたのが、ベーゼという美しい女性だった。
しかしなんとこの女性が宿敵ヴィアレッティ家の一人娘だったとは。

しかもベーゼの方もジェノに一目で恋をしてしまったのだ。
叶わぬ恋ほど燃え上がるものはない。
二人は危険な逢瀬に夢中になっていった。

しかしほどなく両家の知るところとなり、二人はそれぞれ幽閉されてしまったのである。

だが、ある晩巧みに脱出したジェノは、かねてから信頼していたベーゼの侍女と謀って、
ベーゼを幽閉所から抜け出させるのに成功したのだ。
つかの間、自由の身になった二人。

しかし時を待たず追手が迫ってくることだろう。
この街から脱出しようにも、すでに封鎖されているに違いない。
二人は侍女が見つけてくれたあばら屋に潜んで一夜を明かした。

夜が明けて覚悟を決めた二人は、街の中心へと駆け抜けた。
カンポ広場の真ん中に出た二人は、次第に集まってくる両家の眷族や住民に向かって、
「二人の命と引き換えに、争いが収まらんことを!」と叫んで、お互いをナイフで刺し合ったのだった。

この痛ましい悲恋の結末は、さすがに両家にとっても衝撃だったのだろう。
共同統治に関する話し合いが持たれて、
以後シエナは抗争のない穏やかな街になったのである。

市民は二人を末永く忘れないために、ジェノが好きだったバジルと、
ベーゼがお気に入りのピノリ(松の実)とのソースを作ったのだった。

ジェノベーゼ誕生にまつわる、悲恋物語である。

これは、あくまで聞いた話ですからね、奥さん。。。
えっ?ロミオと・・・?ま、いいじゃないすか、奥さん。

ということでっ!
我が家もこの夏作ったジェノベーゼ。
このままだといつまでも残ってしょうがないから、なるべく使うようにしよう。

ジェノA

鶏もも肉一枚を軽く塩胡椒してジェノベーゼを薄く塗り、
オリーブオイルをかけて一日冷蔵庫で寝かせる。
これをソテーして一口大にカットし、さらにジェノベーゼを少し乗せたのが、
「鶏もも肉のジェノベーゼソテー」

ジェノB

見飽きたかもしれないが、パスタは浅蜊のボンゴレロッソ。

ジェノC

サラダに畑のインゲンを使う。
インゲン、赤パブリカ、シメジをレンジで柔らかくして、
サラダエッセンスとフレンチドレッシングで和えた簡単サラダ。

ジェノD

今日のセットは題して「ジェノとベーゼの恋物語り」。

なーんちゃって!!



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テーマ:雑記 - ジャンル:学問・文化・芸術

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