音・映像 2013年02月27日 音楽(古典) トラックバック:0コメント:18

ズビグニュー・リプチンスキー
この名前をご存じの方は少ないと思う。

ズビグニュー・リプチンスキー(Zbigniew Rybczyński, 1949年生まれ )は、
ポーランド出身の映像作家で映画監督である。

1970年の初頭よりデジタル技術を駆使した映像作品を多く発表し、
ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、ミック・ジャガーなど著名なアーティストのミュージック・ビデオを手がけた。

高精細度テレビジョン放送(HDTV)技術を用いた映像作品を多数発表。
MTVの作品も多く手がけ、この分野でも多くの賞を受賞している。

1982年『タンゴ』で、第55回アカデミー短編アニメ賞を受賞。
1990年『オーケストラ』ではエミー賞特殊技術賞受賞。
アヌシー国際アニメーション映画祭ほか、数々の国際的な賞を受賞している。

(以上Wikipediaより)

そのズビグニュー・リプチンスキーの作品の中から、是非紹介したいのが『オーケストラ』である。
これは制作されて同年すぐにNHKスペシャルで放映された。
幸運なことにヴィデオに録画することが出来て、今も秘蔵版として大切にしている。

『オーケストラ』は、戯曲作家が古典のテキストを舞台化するように、
有名な6つの曲を、リプチンスキーが映像化したものである。

モーツァルトの「ピアノ・コンチェルト21番」、ショパンの「葬送行進曲」、
アルピノーニの「アダージョ」、ロッシーニの「泥棒かささぎ」、
シューベルトの『アヴェ・マリア』、ラヴェルの『ボレロ』の6曲である。

リプチンスキーはこれらの曲に斬新な解釈を加えながら、
老い、怠惰、欲望、暴力、犯罪、歴史、政治、道徳、宗教といったモチーフを表現しようと試みている。

特にモーツァルトの「ピアノコンチェルト」では、
美しい庭園に集まった老いた男女のそこはかとない哀感が胸に迫り、
「アヴェ・マリア」の浮遊感には宗教的なエロティシズムすら感じさせる。

ともかく是非観ていただこうとYoutubeを探し回ったのだが、
残念ながらDVD販売のための宣伝用映像しかないことが判明した。

仕方がないからその2分弱の映像をお見せするしかないのだが、
これはショパンの「葬送行進曲」の中間部の、そのまた一部である。

永遠に続く鍵盤の前で、人々が行進曲のうちの一音だけを奏でてゆくのだが、
どうだろうか、この映像を観るだけでもリプチンスキーの世界がどんなものか、
おわかりいただけるのではないだろうか。



なお、この『オーケストラ』の全映像、XXだったら観れますよという方がいらっしゃったら、
教えていただくと非常に嬉しいのですが。


私は前述したようにヴィデオで録画してありますが、
是非観たいという方のために、よろしくお願いします。


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テーマ:映像・アニメーション - ジャンル:学問・文化・芸術

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