南日和 2014年07月31日 紀行 トラックバック:0コメント:22

みちのく見聞録②

藤ジニー。
みちのくには名湯、秘湯が多い。
乳頭、秋保、鳴子、蔵王、銀山、酸ヶ湯、後生掛・・・
一度は入ってみたいと思わせる温泉が、目白押しである。

今回はその中でも筆頭に挙げられる乳頭温泉を訪れてみた。
乳頭温泉は鶴の湯温泉、大釜温泉、妙乃湯温泉、蟹場温泉、孫六温泉、黒湯温泉、一本松温泉、
そして休暇村乳頭温泉の八つの宿が点在する温泉郷である。

特に孫六、黒湯は秘湯として人気が高い。
さっそくそのひとつ、孫六温泉へと向かう。
先達川に沿った登り道を行くこと15分あまり。

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ぽっかりと開けた山間に、硫黄で煙る質素な建屋が見えてくる。
男女それぞれの内湯と露天風呂だけの小さな湯治宿だ。
湯温は30℃に届かないやや冷泉といったところだろうか。

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せせらぎの音をBGMに、心ゆくまで湯に浸る。
ああ、良きかな!

さてもうひとつ気になる温泉といえば、銀山温泉。
大正浪漫に満ちた温泉街として注目を集めている。

乳頭温泉のある秋田県から山形県の南東部まで約5時間。
尾花沢市の山間部に入ると、突如としてノスタルジックな街並が現れる。

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木造三層四層の旅館が軒を並べる銀山温泉街。

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温泉街を流れる川に虹鱒が棲みついているというのは、
よほどに綺麗な水なんだろう。
希有な光景である。

さて、この銀山で一時話題になった人といえば、藤ジニーさん。
アメリカ出身のジニーさんは1991年、旅館「藤屋」の七代目と結婚。
青い目の女将として有名になり、銀山温泉を一躍全国区に押し上げたのだが、
2年前、アメリカに里帰りしたまま未だに戻ってこないという。

銀山と日本をこよなく愛していた彼女も、
この趣のある温泉街にそぐわない、藤屋の経営方針に幻滅していたらしい。

共同浴場「しろがね湯」に浸かりながら、少々の感慨に耽る。

湯は無色透明で少し熱めの硫黄泉。

西日して出で湯の宿の煮炊きかな
(南亭)


東北 



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