寒川神社 2017年08月22日 伝統 トラックバック:0コメント:7

御浜下り神事。

八月二十日は千葉のお祭でした。
平安時代から約900年続いている妙見大祭です。
妙見を祀った千葉神社の神輿を中心に、氏子たちの神輿が市中を練り歩く大祭が執り行われ、
十万人の人出で賑わう関東屈指の祭りとして知られています。

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同じ日、港に近い小さな入り江でも古くからの神事が行われていました。
それは寒川神社の御浜下りです。
大昔から東京湾の海の神様として敬われた寒川神社は、
今も神明造りの風格ある社殿をそのままに残し、変わらぬ崇敬を受けていてますが、
この神社で毎年八月に行われる例大祭では、日没のころ神輿が海に入ってゆく御浜下りが呼び物になっていました。

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小さな人工の浜なので昔ほどの情緒はありませんが、それでも海辺の住人や写真愛好家が詰めかけて、
人影が少なくなった晩夏の海辺が一挙に賑わいを見せるのです。
私は妙見さまのお祭りより、こちらの浜入りの方に強く惹かれています。

その最大の理由は、浜辺で執り行われる巫女舞いの神々しさにあります。
神社を出た神輿が、氏子の住んでいる各町内を廻って浜に着く夕暮れ、
その巫女舞いは厳かに始まります。

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まず、少女の巫女たちが「越天楽」を舞い、

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次いで寒川神社の巫女が「浦安舞」を舞い始めると、浜には粛然とした空気が流れます。

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浜風がひんやりとしてくるのも、気の所為ではないようです。
この日は曇りがちの天気でしたが、晴れた日の大きな夕日に向って舞う様は、
息を呑むほど神々しく美しく見えるのです。

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やがて浜に到着した神輿は、神主の祝詞を受けて海に入ってゆきます。
「おりゃ!そりゃ!」「おりゃ!そりゃ!」という掛け声と、
時々起こる観衆の拍手以外は、まことに静かなお祭りなのです。

まさに神事と呼ぶにふさわしい御浜下り。
大掛かりなお祭りより、断然こちらのほうに惹かれる気持ち、
お判りになっていただけますでしょうか。

浜入り



夕陽が映える時の巫女舞いは、身震いするほどです。
下は2014年の御浜下りを写したものです。

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