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霜月詠 2017年11月30日 俳写 トラックバック:0コメント:0

ぼじょれぬうぼう。

明日から師走となるわけですが、まとこに「行員矢の如し」・・・違った「光陰」ですかね。

丁度去年の今頃は肺炎を患っての入院中でした。
今でこそ「点滴三昧の毎日だった」なんて笑ってられますが、一時は病室からの景色もこの世の見納めかと思っていたのです。
おかげさまで再発の怖れもなく、なんとか11月の写真俳句を揚げることができました。

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樋口一葉が亡くなったのは、明治29年11月23日。

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暗闇でそれぞれが持ち寄った材料を鍋に投じて食べるのを、闇汁会と言います。
箸ですくい上げたものが、何であるか判らないという薄気味悪さ。

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ボジョレヌーボー、最近では初冬の季語として一部の俳人が扱い始めたようです。
ハロウィンも秋の季語として定着してきましたから、驚くことはないのですが、
果たしてボジョレヌーボーが季語になり得るかどうかを考えますと、ハテナ?というしかありません。

一時は社会現象としてマスメディアも大々的に取り上げていましたが、
近年はボジョレヌーボーの人気も下火になってきたそうで、それもそうでしょう。
ワインが日常的でもない日本人に、本当のワイン文化が根付くとは考えれませんから。
そうなると歳時記に残ることも無いのではないかと思われるのです。

しかし、バレンタイン、ハロウィン、イースター、はたまたボジョレヌーボー。
日本人はどうしてこうほいほいとカタカナ文化に飛びつくのでしょうね。
偏屈な老人には少々腹立たしいことでありますが、日本人が宗教的に「無節操」である一方で、
他者の信仰に対して「寛容」という国民性も否めません。

ま、「排除」の対極にあることは確かですね。


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テーマ:俳句 - ジャンル:小説・文学

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