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ラーメン紀行 2023年02月04日 外食 トラックバック:0コメント:18

これはもう文化財。

ラーメンが大好きで、外では大概ラーメンをすすっていました。
ところが癌を患ってからは、食事制限もあったり外出も控えるようになり、
次第にラーメンから遠ざかってしまったのです。
そうなると不思議にラーメンへの執着もなくなったのですね。

でも、このラーメンだけはもう一度食べたいと思う店があります。
店のたたずまいからして究極と言うべきラーメン屋でした。

2-1031.jpg

ここは偶然見つけたところで、門前仲町から永代通りを隅田川に向かって歩いてますと、
隅田川の手前、運河の名残りにかかった福島橋のたもとに、まるで映画のセットのような小屋と、
中華そば「おはる」の看板が目についたのですね。
これは立ち寄らないわけにはいきません。

2-1031B.jpg

昭和36年創業といいますからこの場所で50年以上、変わらぬ店構えで中華そばを供してきたのでしょう。

2-1031C.jpg

店主は80歳を超えてまだ元気に麺を湯がいていて、ツユを仕込んでいるのは息子さん。

2-1031D.jpg

さて期待の中華そばですが、いい顔してます。
ゆで卵には飾り切りを入れるという、丁寧な仕事です。
そしてあっさり目なのに、だんだんコクがでてくるようなスープ・・・。
ともかく店も親父さんも中華そばも、なにもかもが絵に描いたようなラーメン天国でした。
ちなみに、店名「おはる」とは先に旅立った奥さんの名前だそうです。

でもこの「おはる」は4年前に閉じてしまいました。
息子さんはあとを継がなかったのですね。
本当に残念なことです。



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テーマ:エッセイ - ジャンル:小説・文学

コメント

まさに文化財!
なんとしても行きたくなるけど、
もうやってないんだね。
本当に残念。
  1. 2023/02/04(土) 13:29:28 |
  2. URL |
  3. Toku #-
  4. [ 編集 ]
文化財
NETで調べたら出てましたよ。
有名なお店じゃありませんか。
映画に出てきそうなロケーション、佇まい。
そして店主の姿。
「おはる」という名前のそもそもがまた泣かせるではありませんか。
本当に惜しいお店が無くなったものです。
  1. 2023/02/04(土) 15:43:35 |
  2. URL |
  3. 昨日庵 #-
  4. [ 編集 ]
こんにちは。
なんともいえないラーメン屋さんですね。
ラーメンもすごく美味しそうです。
うちの旦那が知ったら毎日でも行きそう^^
でも無くなってしまったのですか。
寂しいことですね。
  1. 2023/02/04(土) 20:32:45 |
  2. URL |
  3. 元宮まちこ #-
  4. [ 編集 ]
これ映画セットみたいやね。
ラーメン屋台の爺さんが大滝秀治だったりして。
でもほんと懐かしい光景。
名古屋の屋台通りを思い出した。
  1. 2023/02/04(土) 21:28:56 |
  2. URL |
  3. ベンさん #-
  4. [ 編集 ]
通り全体、なんとも南亭さん好みだと思いました。

何ともノスタルジックで昭和感漂う、いい佇まいのお店ですね。

ゆで卵の飾り切なんて、初めてです。

閉店は寂しいですね。

  1. 2023/02/04(土) 21:47:06 |
  2. URL |
  3. パープル #-
  4. [ 編集 ]
こんばんは!

わあ!昔ながらのラーメン屋さんですね!いいですね!私はよくわかりませんがよく家系ラーメンなどをよく聞きます。

もちろん家系ラーメンも美味しいのですがこの素朴なラーメン!美味しそうですね!!いまはこんなお店が減っている様な気がします。

このお店のたたずまいも素敵です!無くなるなんて残念ですね!
  1. 2023/02/04(土) 23:03:44 |
  2. URL |
  3. みゅうぽっぽ #-
  4. [ 編集 ]
まさに文化財
南亭さん、こんにちは。
このお店の佇まいがいいですね。
こういうのを拝見すると、たまらなくなります。

商店街もそうですけど、なにせ車社会ですから。
自分で決めたことなんですけど、
住む所を間違えちゃったのかな、とか思ってしまいます。

近所に商店街があって、歩いてそこまで行ける、
そんな環境で最後を終えたいものです。
  1. 2023/02/05(日) 14:29:37 |
  2. URL |
  3. 只野乙山 #-
  4. [ 編集 ]
Tokuさん。
全てが文化財だと思いますよ。
もっと通うべきだったと、悔やんでます。
  1. 2023/02/05(日) 18:32:07 |
  2. URL |
  3. NANTEI #-
  4. [ 編集 ]
昨日庵さん。
こんにちは。

そうそう、私も試しに検索したら、
いきなり出てきました。
それほど知られていたんですね。
  1. 2023/02/05(日) 18:33:48 |
  2. URL |
  3. NANTEI #-
  4. [ 編集 ]
元宮まちこさん。
こんにちは。
そういえばご主人は大のラーメン党でしたね。
もっと早くにブログアップすべきでした。
  1. 2023/02/05(日) 18:35:48 |
  2. URL |
  3. NANTEI #-
  4. [ 編集 ]
ベンさん。
ほんと、映画のようでしたよ。
大滝秀治はぴったりだね^^
名古屋駅前の屋台、覚えてますよ。
ずらりと並んでましたね。
ナンテイはもっぱらトンちゃんで呑んでましたが^^;
  1. 2023/02/05(日) 18:39:19 |
  2. URL |
  3. NANTEI #-
  4. [ 編集 ]
パープルさん。
こういうところ、探すのが得意なんですわ(^^♪
でもどんどん姿を消してゆく・・・
ほんま、寂しい話です。
  1. 2023/02/05(日) 18:41:57 |
  2. URL |
  3. NANTEI #-
  4. [ 編集 ]
みゅうぽっぽさん。
こんばんは。

なんともいい店でした。
家系といえば横浜ですね。
トンコツ醤油ラーメンも好きですよ。

でも、こういう風情のある店は、
絶滅状態になりました。
  1. 2023/02/05(日) 20:09:36 |
  2. URL |
  3. NANTEI #-
  4. [ 編集 ]
乙山さん。
こんにちは。
遅くなり、すみません。

このお店、大人の男だったらたまらなくなる筈です。
昔、チャルメラを鳴らしながら屋台のラーメン屋が流していたものですが、
この「おはる」のオヤジさんもきっとそうだったんでしょう。
そんな気がしました。

商店街そのものが稀少な存在になってきました。
大型店舗なんて行きたくないけど、
仕方がない世の中になってきましたね。

乙山さん、なんとか関西に戻れないのですか?
  1. 2023/02/06(月) 18:41:35 |
  2. URL |
  3. NANTEI #-
  4. [ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2023/02/08(水) 11:46:22 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]
鳥羽山麓様
ご訪問ありがとうございます。
  1. 2023/02/09(木) 09:18:31 |
  2. URL |
  3. NANTEI #-
  4. [ 編集 ]
懐かしいですね!
ご近所なので、いつも家族で食べに行っていました。
おはるに行こうと決めて出かけるのではなく、散歩や買い物がてらにふらっと^^
行列になっているときは素通りですが、空いていると分かれば飛び込みますw
小さくておままごとのような可愛い店内。
小さな壁に大きな魚拓が飾ってあります。
スープはあっさりで、ラーメンと言うより中華そばなんですね^^
ぶっといメンマが特徴です。
最後の方は若い方が切り盛りしていました。
今も建物はそのままですが、かなり朽ちてきております^^;

この界隈は、「谷やん」というトラックでやってくるラーメン屋も評判でした^^
  1. 2023/02/09(木) 20:48:57 |
  2. URL |
  3. すずめ四季 #FFeI7iKU
  4. [ 編集 ]
すずめ四季さん。
こんばんは。

え?ご近所だったのですか?
それはそれは、良い所にお住まいでしたね。
建物はまだ残っているそうで、近いうちに是非見に行きたいです。
情報をありがとうございました。
  1. 2023/02/10(金) 20:09:09 |
  2. URL |
  3. NANTEI #-
  4. [ 編集 ]

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